UTokyo Account 本人確認サービス

概要

UTokyo Account 本人確認サービス(以下「本人確認サービス」)は,UTokyo Accountにサインインできない場合に,UTokyo Accountと事前連携しておいたマイナンバーカードを用いて,オンラインで本人確認を行う仕組みです.

具体的には,次の場面で利用できます.

  • UTokyo Accountでのサインインに失敗し,リセットしたいとき(パスワードを忘れたときや,多要素認証の再設定が必要なとき)
  • 離籍(卒業・退職等)の前にバックアップしそびれていたクラウドデータを,離籍後にどうしても取り出す必要があるとき(クラウドデータ救出を利用するとき)
  • 卒業・修了後,卒業生サービスへ加入するとき(2025年9月現在,準備中です)

利点

通常,本人確認は人の手による確認を介しますが,本人確認サービスを利用すれば,いつでも・どこでも本人確認が可能です.そのため,窓口が開いていない時間帯や,急いでいるとき,窓口に行けない状況でも,迅速にUTokyo Accountへのアクセスを回復できます.

特に,ICカード学生証・ICカード職員証を持っておらず窓口にも来られない状況の方にとっては,非常に有効な手段です.

また,卒業・退職等により離籍するとUTokyo Accountが失効してサインインできなくなりますが,本人確認サービスではマイナンバーカードを用いるため,離籍後の本人確認にも利用できます.

必要事項

本人確認サービスを利用するには,UTokyo Accountにサインインできるうちに前もって「事前連携」の手続きを行っておくことが必要です.これにより,マイナンバーカード上の認証情報とUTokyo Accountが紐づけられ1,本人確認に使えるようになります.

事前連携の手続きの際,実際に本人確認に利用する際のいずれの場面でも,以下のものが必要です.

取得する情報について

本人確認サービスではマイナンバーカードを利用しますが,以下の情報のみを取得・保持します.

  • 本人確認サービスのみで有効な,利用者を識別するID(本人確認サービスでは「連携ID」と呼びます.技術的にはPPID: 仮名識別子と呼ばれます.)
    • このIDは「利用者が同一かどうかを判定する」目的だけに使うことができ,これを用いてマイナンバーなどの個人情報を取得することはできない仕様になっています.
    • また,同一人物であっても,本人確認サービス以外のサービスには異なるIDが発行されるため,IDを用いたサービス間での突合はできません.
  • 券面に記載されている氏名

したがって,マイナンバーそれ自体や暗証番号を,東京大学のシステムに保持するわけではありません4.また,氏名以外の個人情報(住所,生年月日,性別など)は取得しません.スマートフォン上にマイナンバーカードの複製を作成するわけでもありません.

運用ポリシーについては,「UTokyo Account規則」,「情報システム本部が管理・運用する外部サービスの利用にあたっての注意事項」を参照してください.また,マイナンバーカードの読み取りに利用するスマホアプリ「デジタル認証アプリ」(デジタル庁)のプライバシーポリシーは,デジタル認証アプリサービス個人情報保護方針を参照してください.

事前連携は,以下の手順に沿って行ってください.

UTokyo Account本人確認サービスの事前連携について

なお,事前連携は原則として一度だけ行えばよく,利用を停止した場合を除き,更新や機種変更の際に再度行う必要はありません.

  • マイナンバーカードの更新・再交付,電子証明書の更新の場合:改めて事前連携を行う必要はありません.
  • スマートフォンの機種変更の場合:改めて事前連携を行う必要はありません.ただし,機種変更後のスマートフォンにデジタル認証アプリが入っていない場合は,デジタル認証アプリをインストールし,デジタル認証アプリの利用登録を行う必要があります.
  • 有効期限切れや紛失等により電子証明書が失効し,再発行した場合や,マイナンバーを変更した場合:2025年9月現在調査中ですが,連携が無効になる可能性が考えられますので,念の為もう一度事前連携を行ってください.

利用手順(本人確認の手順)

本人確認サービスを利用する(本人確認に用いる)には,事前連携を済ませていることが必要です.もし,事前連携を行っていない状態でUTokyo Accountにサインインできなくなってしまった場合は,窓口での本人確認などの他の方法で本人確認を行う必要があります.詳細は各手順を参照してください.

パスワードの再発行

パスワードを忘れた場合

多要素認証の再設定

UTokyo Account多要素認証の本人確認方法再登録について

離籍後のクラウドデータ救出

試行:UTokyo Account失効後のクラウドデータ救出について

連携を解除する

本人確認サービスで,マイナンバーカードとUTokyo Accountとの連携を解除する方法については,以下の「UTokyo Account本人確認サービスの連携解除について」のページをご覧ください.なお連携を解除した場合,本人確認サービスを利用することはできなくなります.

UTokyo Account本人確認サービスの連携解除について

設定状況を確認する

(準備中)

補足

  • 一人で二つのUTokyo Account(教職員としてのUTokyo Accountと学生としてのUTokyo Account)を持っている方が少数いますが,本人確認サービスは複数アカウントとの紐付けが想定されていないため,この場合学生としてのUTokyo Accountのみで利用できます.
Footnotes
  1. この紐付けはマイナンバーカードの更新や,スマートフォンの機種変更後でも有効です.詳細は事前連携の手順を参照してください.

  2. 2025年9月現在,物理的なカードのみ利用可能です.いわゆるスマートフォンのマイナンバーカード(Androidのスマホ用電子証明書やiPhoneのマイナンバーカード)は利用できませんが,デジタル認証アプリが対応すれば利用できるようになる見込みです.

  3. 利用可能なスマートフォンのリストはhttps://www.jpki.go.jp/prepare/pdf/nfclist.pdfにあります.

  4. 東京大学から給与や謝金の支払いを受ける際,税や社会保障などの処理のためにマイナンバーの提出を求められることがありますが,本人確認サービスの事前連携とは別の手続きです.本人確認サービスの事前連携を済ませていたとしても,別途対応してください.

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